ただの二十歳のあたしと輝く二十歳のあなた〜かけ離れた恋〜
恋…本気?
まさか、ショウがそんなふうに思ってくれてたなんて…私は高鳴る感情を押さえるのに必死だった。
数日後、私とショウは二人でいつものカフェにいた。そこで二人きりになって、初めてちゃんと話をした。
音楽を聴くのが好き…
バスケ部…
物の価値観…
異性に求める物など、
そこで初めてショウの事をたくさん知り、多くの共通点を見つけた。共通点が多かった事から、話はとても盛り上がった。初めて話したのに、まるで昔からの友達と話をしているかのように、話やすくて、あっという間に時間が過ぎていった。ショウは私を駅まで見送ってくれた。
『今日は楽しかったよ。ユキナの事色々知る事ができたし、サンキューな。じゃ、またね。』
『バイバイ、またね。』
そうして別れ、私は電車に乗った。急に淋しくなった。さっきまですごく楽しかったのに…反動は大きかった。
ショウと二人だけで話して、分かった事。それは私はショウの前だと、自然と笑顔でいられて、ショウも笑顔でいてくれて、改めてその笑顔に感動した。そのお礼も言いたくて、メールをした。『今日はありがとう。誘ってくれて。二人で話したの初めてだったをだよね。でもそんな事感じないくらいとても楽しかったよ。また二人で遊べたらいいね…』って。私はメールを打ってる時に感じた。私はショウを心の底から好きになったんだと…。最初は笑顔に一目惚れした…でもそれ以上にショウの内面と向き合ってから、ショウの事をもっともっと知りたいと思った。
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