【中編】彼女の本音と彼氏の事情
「遥人って、碧ちゃんと知り合いだっけ?」


俺が疑問に思ったことを力が聞いた。


「あぁ。ちょっとな....」


なんか気まずそうだし。


やっぱ、浮気?


疑ってしまいたくなる。


「それは、後で。とにかく今は.....」


「慌てなくても、大丈夫だよ。」


「なんでだよ。」



俺は、いつもより低い声だった。


「陸斗は、碧が嫌がることはしない。」


なんで、自信を持って言えんだよ。


わかんねぇー。


「遥人、根拠のない事は言わないの。」


由香が叱るように言った。


「本当のことだ。理由は、俺からは言えないけど。夕方には、連絡来るよ。」


「本当なんだな?」


俺は、イライラしながらも遥人を信じることにした。
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