【中編】彼女の本音と彼氏の事情
彼女の本音②
「陸斗、なにがしたいの?」


私は、陸斗に引っ張られるように歩いていて、漸く聞いた。


「う〜ん。碧を幸せにしてあげたい。」


意味わかんないよ。


「はぁ〜。」


ため息がでちゃうよ。


「兎に角、一日つき合えよ。したら、大丈夫だから。」


何がしたいかわからないけど。


ここまで来たら、いいっか。


どうせ、瞬には興味ないだろうから。


いい気分転換かな?


「てかさ。陸斗は、由香となんで知り合いなわけ?」


「力つながり。」


「って、事は....」


私は、青ざめた。


確実にこの現状は、フられるよね。


たぶん、ただの友達ならいいのかもしれない。


けど、彼氏の友達だから。


しかも、元彼って。


ないよね。
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