【中編】彼女の本音と彼氏の事情
「はっ?なら.....」


「瞬の本気が見たくてさ。まあ、座れよ。」



そう、個室の入り口で立ったまま話してた。


てか、遥人は手慣れたように碧を介抱していた。


俺たちは、席に座り落ち着いて話をしようとした。


「陸斗、椎名は寝てからどのくらい?後、どんくらい飲んだ?」


「あっ?たぶん、まだ10分もたってないよ。サワーとカクテルを4、5杯飲んでた。」


遥人は、ため息をついてから、時計を確認して携帯をいじっていた。
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