【中編】彼女の本音と彼氏の事情
「陸斗、嘘つくなよ。碧ちゃんって、何も言わないぞ。だから....」


力が不思議そうに陸斗に聞いた。


「そうよ。私が瞬に言おうとすると止めるのよ。」


由香も援護するように言う。


「たぶん、俺のせいだよ。トラウマになったのかも.....」


陸斗は、苦笑い。


「じゃあ、俺のやってる事って.....」


「無駄なんだよ。」


今まで、黙ってた遥人が口を開いた。


「遥人?」


しかも、真剣すぎる眼差し。
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