【中編】彼女の本音と彼氏の事情
「ねぇ。遥人は、碧と知り合いなんでしょ?」


由香が聞いた。


「俺もそれが聞きたかった。俺は、碧の元彼だから会わないようにしてたけど。遥人には、理由がないだろ?」


「どうでもいいだろ?てか、たぶん椎名は、後2、30分で起きるから。」



「どうでもよくない。」


俺は、遥人を睨んだ。


「はぁ。」


遥人は、呆れたようにため息をついた。


さっきから、遥人ため息がすごい。


「第三者みたいな感じやめてくんない?」


由香までも遥人を睨んだ。


「本当は、俺は帰った方がいいけどいいのか?」


「はっ?」


意味わかんねぇし。


「碧が起きた瞬間、信じらんないことが起きる。それを瞬が許せるならいいんだ。」


「なにが起きるんだよ。」

核心を言わないため、さっぱりだ。


そんな話をしていたら、碧が起きあがった。
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