【中編】彼女の本音と彼氏の事情
彼女の本音④
「碧?」


私は、あたりを見渡した。


「遥人」


私は、遥人に抱きついた。


「碧」


遥人は、私の頭を優しく撫でてくれた。


安らぐ。


「碧?」


遥人以外に私を呼ぶ人がいる。


誰?


「あれ?瞬。」


本当は、動揺しなきゃイケないんだろうけど、なにも感じなかった。


てか、ふわふわしてる。


「で?」


瞬が遥人を睨んだ。


「はぁ。幼なじみだよ。」


遥人は、ため息をついて私との関係を言った。


「なんで、黙ってた?」


瞬の声が低い。


てか、怖いし。


「黙ってたっていうか....陸斗の事も知ってたしさ。陸斗が隠したいなら、俺も秘密にした方がいいかなって。別に疾しくないけどさ。」


「それでも....」


「それに瞬がこれならすぐ別れるって思ったし。」


私、ボケーッとしてるけどなんとなくわかってきた。


瞬VS遥人
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