【中編】彼女の本音と彼氏の事情
「碧?」


「うん?」


「明日、来ないから....」

そんなの知ってるよ。


電話聞いてたから。


「うん。わかった。」


私は、聞き分けのいいフりをする。


それが一番。


てか、瞬より前につきあってた彼氏の時は、違ったのに....


なんで、こうなったんだろう。


どうしても瞬には今までみたいにできない。


そういえば....


恋に臆病になったのは、いつからだろう。


瞬が好きだから。


好きすぎるからかな?


どうしてうまくできないんだろう。


「私、そろそろ寝るね?」


私は、考えるのが嫌になりベットに横になった。


「じゃあ、俺も。」



瞬も私の後に続き同じベットの中に。


恋人同士が同じベットにいたら、する事は一つ。


だよね?


だけど....


私と瞬の間にはない。


てか、キスもなんだけどね。


これも一つの原因である。


触れたくもないのかな?



本当は、嫌われてるんじゃないのかな?



そう思っちゃうよ。
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