【中編】彼女の本音と彼氏の事情
ちょっと3人の事は気になるけど....


まあ、いいか。


「碧の家いいか?」


「えっ?うん。」


私と瞬は、無言で手を繋いだまま私の家に向かった。


瞬といて、こんな空気初めて。


息苦しい。


最後なんだよね。


瞬と一緒にいれるの。


受け入れたくない現実がとうとう来てしまった。


逃げちゃだめとか思いながら、逃げてたから。


この恋が終わったら、遥人慰めてくれるかな?


義理だけどお兄ちゃんだもんね。


同い年だけど、私より大人だから。


ただ、私より瞬を気にかけてた気もして不安だな。


やっぱ、どうしても怖いよ。


受け入れたくないのに受け入れなきゃいけないだなんて。
< 41 / 71 >

この作品をシェア

pagetop