【中編】彼女の本音と彼氏の事情
裸で抱き合ってるから、あれだけど...


「あぁー、やべっ」


瞬が、突然叫んだ。


「瞬?」


「俺、こんな....」





なんだろう。


続きを言わないの?


「瞬?」


私は、瞬の名前を呼ぶしかできない。


「俺、碧を壊すかも。」


「へっ?」


わけがわからないよ。


「また、やりたくなった。」


そう言って、瞬が下半身を私に押しつけてきた。


「し、瞬。」


だって、私...


さっきまで、処女だったのに....


「碧、ごめん。我慢できない。」


瞬は、申し訳なさそうに言うんだけど、目の奥はギラギラしてるように見えた。


「私、そんな無理だよ。」


「無理じゃない。てか、碧がそばにいるのに我慢なんてできない。」
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