砂に書いたアイラブユー
 乗ってきていた自転車を駐輪場に停めて、僕はマンションの部屋の前まで歩き、扉を開錠する。


 そして室内へと入り、まずTシャツを脱いで、裸になる。


 僕は自分で言うのもなんだが、シャープな体付きをしていた。


 ビールなどのお酒は飲むのだが、普段から鍛えているからか、贅肉はほとんどと言っていいほど付いていない。


 部屋で着替えて、汚れ物入れにシャツを放り込む。


 僕は洗濯に関しては冬場は一週間に一回ぐらい、夏場は三日に一回程度していた。


 その日も汚れ物入れの中には汗染みが出来たシャツ類が入っていたので、僕は洗濯機に入れて、上から洗剤を足しながら回し始める。


 全自動でとても速く、大概三十分弱ぐらいで洗濯が終わってしまう。


 僕は綺麗になったシャツ類やトランクスなどをベランダのもの干し場に干した。


 干し終わったところで、僕は室内へと舞い戻る。


 汚れ物は全て洗濯し終わり、僕はその日パソコンを開いて、大学から提出するよう言われていたレポートを打ち始めた。
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