砂に書いたアイラブユー
執筆前に軽く朝食をと思ったが、作るのに面倒くささを感じて、棚に置いてあったチーズ味のカロリーメイトを取り出す。
箱から出して、棒状のものを一切れ齧った。
これだけでもだいぶ変わる。
そして僕はネットニュースを見終わると、ドキュメントの画面を開き、最近書いていた新作の続きを打ち始めた。
カツカツカツ……。
ほぼブラインドタッチで、キーを叩く。
ストーリーを考えながらキーを叩き続けるのが僕のやり方だ。
一応プロットは作るのだが、決してそれに固執(こしつ)しない。
作家の頭の中で下書きとは想定外のことを起こしても面白いと感じていたからだ。
僕は作っていた下書きに追記するようにして、物語を構想する。
その日も正午までキーを叩き続けていた。
三日後は奈々と会えると思いながら……。
箱から出して、棒状のものを一切れ齧った。
これだけでもだいぶ変わる。
そして僕はネットニュースを見終わると、ドキュメントの画面を開き、最近書いていた新作の続きを打ち始めた。
カツカツカツ……。
ほぼブラインドタッチで、キーを叩く。
ストーリーを考えながらキーを叩き続けるのが僕のやり方だ。
一応プロットは作るのだが、決してそれに固執(こしつ)しない。
作家の頭の中で下書きとは想定外のことを起こしても面白いと感じていたからだ。
僕は作っていた下書きに追記するようにして、物語を構想する。
その日も正午までキーを叩き続けていた。
三日後は奈々と会えると思いながら……。