砂に書いたアイラブユー
 大学の授業よりも、僕は自分の創作の方に興味関心を移しつつあった。


 それが作家になりたい人間たちにとっては、必然なのである。


 授業に出ても教授や准教授などが教科書に書いてあることしか喋らないということに辟易(へきえき)したものを感じ取りながら……。


 僕の創作は続く。


 今度の作品は中央の権威ある文芸賞に公募してみようと思っていて……。



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