砂に書いたアイラブユー
石鹸の香りのデオドラントが辺り一帯に優しく漂い出す。
僕自身、気持ち的にまだまだ若い。
これから先、いくらでも可能性があるのだ。
確かに大学にはほとんど行かなくなったし、中退する覚悟が出来ていたので、躊躇いがない。
それに小説家の卵としてこれから執筆を続けていく際に、いろんなことがあるだろう。
ただ、僕はそういったことを一々全部気に留めていたら、キリがないと思っていた。
だから、ある程度方向性が決まれば、後は突き進んでいくだけだと思っていたし、実際そうしようと考えていたのだ。
そして僕は夜勤明けに会社がテナントとして入った建物を出た。
これから自宅へと向かう。
僕は奈々のケータイにメールを打つ。
午前五時過ぎの秋空は寒い。
カツカツカツ……。
僕自身、気持ち的にまだまだ若い。
これから先、いくらでも可能性があるのだ。
確かに大学にはほとんど行かなくなったし、中退する覚悟が出来ていたので、躊躇いがない。
それに小説家の卵としてこれから執筆を続けていく際に、いろんなことがあるだろう。
ただ、僕はそういったことを一々全部気に留めていたら、キリがないと思っていた。
だから、ある程度方向性が決まれば、後は突き進んでいくだけだと思っていたし、実際そうしようと考えていたのだ。
そして僕は夜勤明けに会社がテナントとして入った建物を出た。
これから自宅へと向かう。
僕は奈々のケータイにメールを打つ。
午前五時過ぎの秋空は寒い。
カツカツカツ……。