もっと、Kiss。



「功太くん、こんな遅くまで練習?」


「あ、はいっ!」


初々しくていいなぁー…

と見つめていると、


「先輩、着替えてもいいですか…?」


控えめに聞いてくる功太くん。
益々初々しい…


「いいよー、あ、掃除してるから気にしないで!」

止めていた手を動かし、掃除を再開した。


少し遠慮がちにロッカーを開けて、着替え出した。


チラッと見てしまった功太くんの肌には、無数の傷痕。


「功太くん…、傷…」



「わっ、先輩っ!」
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