もっと、Kiss。


「何?」


傷口を見ていた視線を慌てる功太くんに移す。


「その、着替えるんで…あまり見ないで欲しいというか…恥ずかしいというか…」



しどろもどろになりながらも答える功太くんは何とも可愛い。



「気にしない気にしない!

それよりも、この傷。手当てしようか?」


「や、そんな先輩の手を煩わせるわけには…」


「遠慮しない遠慮しない!

さ、横になって?」


部室にあるベンチに功太くんを横に寝かせて、消毒薬を持ち、服を脱がせた。
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