天使になれなかった。


「アイちゃんから誘ってくるなんて珍しいね」

あたしは無視して、勢いよくベット倒れ込む。


「抱いて。今までで一番強く抱いて。あたしを壊してみてよ」










飢えた野生獣は絡まりあいながら生涯最後の食事とでも言うようにお互いの肉を貪りあう。


キスなのか愛撫なのか攻撃なのかもうよく分からない。

威嚇なのか求愛なのか。

官能的に腰を揺らせては挑発し、吠える。


あたしは潰されそうになる力を全身にうけてなお相手を強く求めた。

舐めるというよりはしゃぶりついて

挿入というよりは押し込まれて


空腹を満たした。


精液の生臭い匂いが肌にこびりつく。


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