夜空の下のちっちゃな天使。



「腹減った〜」



制服から部屋着に着替えた裕也は子犬を連れて台所へ下りてきた。



「母さん、ユキのご飯どーすんの?」



「ユキ?」



「そっ。こいつの名前、真っ白だからユキにしたの」



「…何つーありきたりな名前」



「ほっとけ」




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