開かない窓
第七章 死の連鎖

予感

「あ~見つかった…」

3人の子ども達が楽しそうに遊んでいる。

「今度は■■が鬼だよ!」
活発そうな少年が声を上げる。
「■■、頑張ってね」
優しげな女の人の声がする。


「いーち、にーい、さぁーん…」

鬼と言われた少年が、近くの木に顔を向けて、腕で目を塞ぎながら数を数えている。


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