開かない窓
『でてもロクな事は無いからシカトしよう、そうしよう』
俺は棚の引き出しから耳栓を取り出し、耳にはめた。100均で買ったせいか多少漏れて聞こえるが、まあつけないよりはマシだろう。
しばらく放っておくと、しつこかった携帯がピタリと止まった。
(やっと諦めたか。さて、そろそろ・・・・・)
ピピピピッ・・・・・ピピピピッ・・・
耳栓を外し、学校へ向かおうとしたら再び鳴り出した。
(し、信じられない・・・・)
しかも全く止まる気配がない。ここまでくると何か怖いものを感じる。
仕方なくさっき閉じた携帯をまた開く。すると今度は別の名前が表示されていた。
『橘 ちはや』
(あれ?ちはや?アイツがここまでかけてくるの珍しいな・・・・・)
頼がしつこくかけてくるのはまだ解るが、ちはやは予想できない・・・・・・となれば話は別だ。俺は躊躇いなく通話ボタンを押した。
「もしもし?」
俺は棚の引き出しから耳栓を取り出し、耳にはめた。100均で買ったせいか多少漏れて聞こえるが、まあつけないよりはマシだろう。
しばらく放っておくと、しつこかった携帯がピタリと止まった。
(やっと諦めたか。さて、そろそろ・・・・・)
ピピピピッ・・・・・ピピピピッ・・・
耳栓を外し、学校へ向かおうとしたら再び鳴り出した。
(し、信じられない・・・・)
しかも全く止まる気配がない。ここまでくると何か怖いものを感じる。
仕方なくさっき閉じた携帯をまた開く。すると今度は別の名前が表示されていた。
『橘 ちはや』
(あれ?ちはや?アイツがここまでかけてくるの珍しいな・・・・・)
頼がしつこくかけてくるのはまだ解るが、ちはやは予想できない・・・・・・となれば話は別だ。俺は躊躇いなく通話ボタンを押した。
「もしもし?」