開かない窓
蓮のこの様子からすると、ひょっとして、まだ月岡さんが亡くなった事知らないんじゃ・・・??
俺は、横目で壁にもたれかかっている神条さんを見た。彼は腕を組み、非常に気だるそうな表情を浮かべ無関係を装っている。何のフォローもする気がないようだ。
俺が、言わなくては。
「蓮?大事な話があるんだけど・・・・・・」
だが蓮は、最後まで言わせる間も無く、俺の胸をポンポンと軽く叩いて言った。
「悪りっ!部活あるからさ、帰りにしてくれよ~。つか、一緒に帰ろうぜ☆」
「あっ・・・・・・。」
言いそびれてしまった。その事に内心安堵する自分がいる。正直、出来るならこのまま伝えたくはない・・・・・・が、そうも言ってられないだろう。
「ああ、部活終わるの待ってるよ。」
(帰り、帰りこそは絶対に伝えよう・・・)
問題を先送りにしている感は否めないが、事実それしかないのだから仕方が無い。
俺が言う決意を固めた矢先・・・・・・。
俺は、横目で壁にもたれかかっている神条さんを見た。彼は腕を組み、非常に気だるそうな表情を浮かべ無関係を装っている。何のフォローもする気がないようだ。
俺が、言わなくては。
「蓮?大事な話があるんだけど・・・・・・」
だが蓮は、最後まで言わせる間も無く、俺の胸をポンポンと軽く叩いて言った。
「悪りっ!部活あるからさ、帰りにしてくれよ~。つか、一緒に帰ろうぜ☆」
「あっ・・・・・・。」
言いそびれてしまった。その事に内心安堵する自分がいる。正直、出来るならこのまま伝えたくはない・・・・・・が、そうも言ってられないだろう。
「ああ、部活終わるの待ってるよ。」
(帰り、帰りこそは絶対に伝えよう・・・)
問題を先送りにしている感は否めないが、事実それしかないのだから仕方が無い。
俺が言う決意を固めた矢先・・・・・・。