開かない窓
異常な不協和音が場を支配する。と、今まで俺達を黙って見ているだけだった神条さんが、ツカツカと高そうな革靴を鳴らしながら(明らかに学校指定ではない)蓮のもとへと歩き出した。
(神条さん・・・・・・何をするつもりだ?)
ドガッ!!
突然、彼は膝を落として震える蓮をむりやり立ち上がらせると、その腹部に激しく膝蹴りを叩き込んだ。
「神条さんっ!何をするんですか!?」
俺は思わず神条さんに詰め寄ったが、彼は聞く耳を持ち合わせなかった。
「こんくらいしないとこの馬鹿、解らないだろ?」
この普通では到底考えられない荒療治により、音を発する事をやめた蓮は突然スッと立ち上がり、蹴られた腹部を押さえながら真っ直ぐ神条さんを見つめた。
(・・・・・・・・・!?気のせいか?一瞬、目に光が・・・・・・)
俺がそう思う間も無く、彼は既にまとめてあった荷物を持って何かを思い出したようにフラフラと部室を出て行った。
「蓮!!」
流石にあの状態の彼を放っては置けないので、すぐに追いかけるべく部室を出ようとしたが、急に背後から強い力で肩を掴まれた。
(神条さん・・・・・・何をするつもりだ?)
ドガッ!!
突然、彼は膝を落として震える蓮をむりやり立ち上がらせると、その腹部に激しく膝蹴りを叩き込んだ。
「神条さんっ!何をするんですか!?」
俺は思わず神条さんに詰め寄ったが、彼は聞く耳を持ち合わせなかった。
「こんくらいしないとこの馬鹿、解らないだろ?」
この普通では到底考えられない荒療治により、音を発する事をやめた蓮は突然スッと立ち上がり、蹴られた腹部を押さえながら真っ直ぐ神条さんを見つめた。
(・・・・・・・・・!?気のせいか?一瞬、目に光が・・・・・・)
俺がそう思う間も無く、彼は既にまとめてあった荷物を持って何かを思い出したようにフラフラと部室を出て行った。
「蓮!!」
流石にあの状態の彼を放っては置けないので、すぐに追いかけるべく部室を出ようとしたが、急に背後から強い力で肩を掴まれた。