開かない窓
説教が終わるのを見計らってから、情報を提供してくれた彼らに一言礼を言って、来た道を引き返した。
気がつかなかったが、出かけ際降っていた雨はとうに上がっていた。

どうやら通り雨だったらしい。ぬかるんでいる道を1人歩きながら、俺は、もうこの世にはいない親友のことを考えていた。。

(晃…お前に何があったんだ?自殺なのか?いや…絶対自殺じゃない。これだけは断言出来る。自殺なんてする理由が無い。あんな幸せの絶頂だったのに…)
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