開かない窓
どういった訳かチャイムの音と同時に、蓮はいつもの笑顔にもどっていた。
緊張で張り詰めていた空気が、ふっと掻き消え……
「まったまた~!本当は興味あるんだろ?教えて欲しいだろ?」
「えっ!?あぁ、まあ……というよりな?」
先程の蓮が心配になった俺は、「お前、大丈夫か?」と言おうとした……が、口にする前に蓮が大きく遮った。
「そうかそうか!教えて欲しいんだな?じゃあ、それなりの態度とってもらわないとな~」
「……態度?」
「美しくも素晴らしい、大天使のような神々しきオーラに満ち溢れている生きた化石、その名は蓮様!!この、薄汚い私めにどうか1つ教えて頂けませんか?って頼むとか?」
「はあ?」
長いし、くどいし、あげく意味が解らない。何だよ生きた化石って…お前はシーラカンスか?殴り飛ばしたくなる気持ちを、拳を握り締めて、グッとこらえた。
「あれぇ?知りたくないの?先輩のこと」
「!!……くっ!」
明らかに足元を見られている……悔しいが、何も言い返すことができない。
緊張で張り詰めていた空気が、ふっと掻き消え……
「まったまた~!本当は興味あるんだろ?教えて欲しいだろ?」
「えっ!?あぁ、まあ……というよりな?」
先程の蓮が心配になった俺は、「お前、大丈夫か?」と言おうとした……が、口にする前に蓮が大きく遮った。
「そうかそうか!教えて欲しいんだな?じゃあ、それなりの態度とってもらわないとな~」
「……態度?」
「美しくも素晴らしい、大天使のような神々しきオーラに満ち溢れている生きた化石、その名は蓮様!!この、薄汚い私めにどうか1つ教えて頂けませんか?って頼むとか?」
「はあ?」
長いし、くどいし、あげく意味が解らない。何だよ生きた化石って…お前はシーラカンスか?殴り飛ばしたくなる気持ちを、拳を握り締めて、グッとこらえた。
「あれぇ?知りたくないの?先輩のこと」
「!!……くっ!」
明らかに足元を見られている……悔しいが、何も言い返すことができない。