開かない窓

デジャ・ヴ

「……あ、今日の事絶対秘密だからなっ!!」

「あぁ、解ってるよ。」

「本当か?お前何気にポロッと喋りそうだからな~心配だぜ」

「…………」

言うわけがないし、間違っても蓮にだけは言われたくない。
まさかツッコミ待ちか?と思ったが、敢えて黙っていた。

「ホント頼むぞ~もし、誰かに喋ったら」


「殺すから」


「っ!?あ、ああ……」

(この凄まじい悪寒はなんだ?これと全く同じ感覚、どこかで俺はーー)

「あのさ、蓮」
俺は自分の汗ばんだ手を握り締め、搾り出すように声を出した。
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