開かない窓
まあ…彼氏が昨日死んだのに、満面の笑顔で
「おはよう!今日もガンバろーね☆」とか言われても困るしな。

こんな時、なんて声をかけたらいいのかさっぱり解らない。

悠里は俺が、晃と自分が付き合っていた事を知らないと思っている筈だ。それ故に、下手な事はいえない。

「…………」

「…………」

気まずい空気が流れる。

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