開かない窓
「さあ、入部する気なった?なるわよね?つかなって」

「・・・・・・・・頼」

「入る!?」(キラッ☆)
「断る」(バッサリ)

晃は夢で会いに来てくれた。それだけで十分じゃないか。俺は、頼の誘いをはっきりと断ることにした。
何故か興奮し、目をキラキラさせて俺の返事を待っていた彼女にはまるで落雷に打たれたかのような衝撃的な表情。見ているこっちもある意味衝撃的である。

「何で!?私の事嫌い!?」

「好きか嫌いかと言われたら…まあ、しつこいのはちょっとな…」


面倒なので、なるべく刺激しないような言葉を選んで、正直にそう言ってやったら一瞬、頼は酷く傷ついた表情を浮かべた。

「どうした?」
具合でも悪くなったのだろうか?何も言わなくなった頼に、一応声をかけてやる。

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