開かない窓
「大変だな~君も。ま、胃潰瘍になる前にやめとけよ?」

「ち、違いますって!」

「あはは、解ってるって。大方蓮が勝手に決めてるだけだろ?悪いね、なんか。」

「あ、いえ。」

「でも、悪い奴じゃないから。まあ解って付き合ってるだろうけど。」

「そうですね。すぐ調子に乗りますけど。」

「まあ、それもアイツの持ち味って事で・・・・・・・あ。そういえば、俺に用でもあるの?」

「あ、その事なんですけど・・・・・・・・」
本当は1人で会って、事件の事を聞くつもりだったのに、予定が大幅に狂ってしまった。
目の前に頼達がいるのに話なんて到底進められない。困ったな・・・・・・・。

「今村君?どうした?」
先輩はそんな俺を訝しげに見つめ、声をかけてきた。

「あ、すみません。お聞きしたい事があるんですけど、今は。」

そういって、そっと横の3人を見る。
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