開かない窓
「・・・・・・じゃ、さっさと帰りましょ?」

「そうだね、行こっか。ねえ、優一・・・・・・優一?」


このままではダメだ。折角の手がかりをみすみす逃すわけにはいかない・・・・・・!

「優一・・・・・・優一!」
気付けば、ちはやに肩を揺さぶられていた。

「あ、ごめん・・・・・・何だっけ?」

「早く帰ろうよ」

ちはやが俺を促す。
…やっぱり駄目だ、このまま帰るわけにはいかない。

「あ~先帰っててくれないか?俺、もう少し用事があるんだ。」
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