不良の弟

怒り=ノーコン





泣きわめくもの。



どなり散らすもの。



とにかく物に当たるもの。



人に暴力を振るうもの。



言葉で攻撃するもの。




人にはそれぞれ怒り方というものが存在する。
それは、人の数だけあって、あたしのは多分‘怒らせたらめんどくさい人’ベスト3には入っちゃうくらいにやっかいな怒り方だ。


怒り継続時間も長いくせに、一度始まった一秒もとどまることを知らない、とでも言うような喋り。
その時間は短いのだが、言葉が尽きるまで言うという執念深さ。
に加えて、それがやっかいだと思ってるけど止める事もできない…っていうか、起こってる間は止めようとも思ってくれないやっかいさだ。
それを分かってるくせに止めないのはあたしのこのやっかいな性格から来てるものだと思うけど。


自分が綺麗って思ってる人ほど、大変だ。
ってよく聞くけどこの場合自分がやっかいだって思ってる人が一番やっかいだ。



…要するに、やっかいだってこと。



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