あの日々に
願い
「慶汰・・・」


どうして?


アタシの見間違えだ。


慶汰がこんなところに


居るはずがない。


それなのに


懐かしい存在は


だんだんと


アタシに


近づいてくる。


あれは間違いじゃなかった。


慶汰だった。


「久しぶりだな千春。」


慶汰はアタシの名前を呼んだ


「あっ・・・ぅん。」


アタシは息が詰まった。


「あハハ^^どうしたんだよ


 そんな顔すんなよ」


慶汰は千春らしくないと


笑った。


アタシは


下を向いていた。


今までの想いが


涙へ変わり


溢れてきた。
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