★俺様主人とパシリちゃん☆
1:任命☆パシリちゃん
まだセミの声もあまり聞こえない初夏の日
「…ごめんなさ…い」
「ごめんなさいで済んだら警察いらねぇんだよ!!」
山崎 菜々(なな)
高校2年生
身長160cmの黒髪…いたって普通の子です
しかし!!
只今、とんでもないことをしでかしました…
私の通ってる高校を2年生にして仕切っている
上山 庵(いおり)
高校2年生
身長は180cmより高くて、金髪…
制服はかなり乱れてる…
取り巻きは数がしれない……
そんな人に私は……
「…本当に…紅茶かけて…ごめんなさい!!」
そう、飲み物をこぼしてしまったんです
「てめぇ、どうやったら廊下歩いてる庵に紅茶かかんだよ!!あぁ!!!?」
取り巻きさんが言う
……怖いよぉ……
「…菜々、どうすんの??」
隣りからは友達の朱里が小声で聞いてくる
「ふぇ…、知らないよぉ…」
今にも泣けそうな私
「おい…お前…」
「庵、あんなやつに声かけんなよ」
「名前言え」
庵くんが聞いてきた
「な…菜々…」
庵くんを前に声が震えた
「ナナね…」
そう言うと庵くんは
「帰る」
と言って行ってしまった
「菜々!!大丈夫?」
朱里が心配そうに言った
「うん…名前聞かれたけど…」
「菜々、目付けられたんたんじゃないよね?」
「…わかんない…」
その後はなんにもなく学校が終わった
その日の夜…
ピピピ~
携帯がなった