★俺様主人とパシリちゃん☆


すると私からヒナタさんを引きはがした庵くん



「…日向んために連れてきてねぇんだけど」


庵くんが言った



「なんで、制服なんだよ」



だって…高校……


「高校には行かせねぇよ」



なんで、考えてることわかったの??



「じゃぁ、あたしがナナちゃんに服貸す☆あたしの部屋行こ♪」



「戻ってくんな!!」


匠くんが怒鳴った



ヒナタさんの部屋は服が沢山あった



「あたしと身長同じくらいだから、なんでも入るね」



「黒ぽいのしか持ってない~」



…露出系多くない??



「これかな…違う~」



バサバサっと次々と服を当てられる



「サンダルも貸すから☆髪もクルクルにして~♪」



楽しそうなヒナタさん



ヒナタさんが2着の服で迷っていたとき



がちゃ


「まだできねぇの?」



「庵、気になるの~~??」


ニコニコ顔のヒナタさん


「ちげーよ、匠が酔ってウゼぇんだよ」


はぁ…と言って、頭をガシガシかいて部屋を出ていった



「ナナちゃんお気に入りだね」



「?」

お気に入り?


「庵が気にいってるってこと」



「…嫌われてますよ?女嫌いって…」



「庵が女嫌いなのはね、母親のせいなんだ…」



お母さん??



「これにした!!ナナちゃんはやく着て♪ブラはとってね、カップ付いてるから☆」



ヒナタさんが選んだのは、背中が開いている黒いワンピース…



「え……」


こんな服着たことない……



ワンピースの丈は膝より少し上


「…ヒナタさん……これ私服ですか??」



「うん♪」



私が着替えてるうちにヒナタさんはサンダルを見ていた



「着ましたけど…」



「!!…ナナちゃんモデルみたい☆」



ヒナタさんが髪をアイロンでクルクルにした



「出来た☆☆すごく可愛い♪」



…恥ずかしい……


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