★俺様主人とパシリちゃん☆
「んふっ!?」
いきなり私の顎を固定したと思ったら、キスされた
「…ちょっ……いぉ…りくんっ!!」
舌を絡ませる庵くんに私は抵抗
人前は駄目だって!!!
いや~~~~!!!って声があちらこちらから…
「はぁっ…んぅ……」
庵くんはお構いなし
私も頭が回らくなってきて、庵くんにしがみついてキスをうける
キスが終わると庵くんは優しい笑顔で笑った
うきゃあ~~~!!!!って今度はピンク色の声
……私しか知らない顔なのに……
胸がムカムカした
それから毎日のように私は、1年生の女の子が庵くんに近付くと胸がムカムカした
人前で私に笑いかけてくれても、私はどこかで1年生の女の子が見ていると思うとムカムカした
……変だな…
自分がよくわからない
今までになったことのない感じ
ある日、私は気がついた
……私って、庵くんを独り占めしたいって思ってる…
でも、束縛みたいなことだし…独り占めって……
言ったら嫌われるかなぁ……
でも、どんなに日が経ってもムカムカは大きくなるばかり……
朱里は竜哉くんを女の子達から守ってるみたい
私にはそんなこと出来ないよ
庵くんに甘えすぎかな
「庵さぁん♪」
庵くんの隣りは1年生の女の子の場所になってる
…庵くんの隣りは私のなんだよ
とらないで
とらないでよ…
私の場所を………
「ナナ?」
この頃は女の子達を払うのが面倒くなったのか、私のところに来る時も女の子達は一緒
「…」
嫌だった
付き合って初めて、庵くんを無視した
「ナナ?」
何回も問い掛ける庵くん
…やだ、やめて……
私の彼氏に近付かないで……