★俺様主人とパシリちゃん☆


「んふっ!?」



いきなり私の顎を固定したと思ったら、キスされた



「…ちょっ……いぉ…りくんっ!!」



舌を絡ませる庵くんに私は抵抗



人前は駄目だって!!!


いや~~~~!!!って声があちらこちらから…



「はぁっ…んぅ……」



庵くんはお構いなし



私も頭が回らくなってきて、庵くんにしがみついてキスをうける



キスが終わると庵くんは優しい笑顔で笑った



うきゃあ~~~!!!!って今度はピンク色の声



……私しか知らない顔なのに……



胸がムカムカした








それから毎日のように私は、1年生の女の子が庵くんに近付くと胸がムカムカした



人前で私に笑いかけてくれても、私はどこかで1年生の女の子が見ていると思うとムカムカした



……変だな…



自分がよくわからない



今までになったことのない感じ







ある日、私は気がついた



……私って、庵くんを独り占めしたいって思ってる…



でも、束縛みたいなことだし…独り占めって……



言ったら嫌われるかなぁ……



でも、どんなに日が経ってもムカムカは大きくなるばかり……



朱里は竜哉くんを女の子達から守ってるみたい



私にはそんなこと出来ないよ



庵くんに甘えすぎかな



「庵さぁん♪」



庵くんの隣りは1年生の女の子の場所になってる



…庵くんの隣りは私のなんだよ



とらないで



とらないでよ…



私の場所を………



「ナナ?」



この頃は女の子達を払うのが面倒くなったのか、私のところに来る時も女の子達は一緒



「…」



嫌だった



付き合って初めて、庵くんを無視した



「ナナ?」



何回も問い掛ける庵くん



…やだ、やめて……



私の彼氏に近付かないで……


< 113 / 125 >

この作品をシェア

pagetop