★俺様主人とパシリちゃん☆
私が言葉をかけても無視の2人
「にゃぃ!!」
いきなり背中を縦になぞられた
「なんで上着、着てんの??」
酔った匠くんが私の着てる庵くんの上着を脱がそうとする
「や…やだ…!!」
抵抗しても匠くんには意味がない
ばこ
「匠!!馬鹿!!何してんの!!」
ヒナタさんが匠を殴った
ぎゅ
庵くんが私を抱きかかえる
「…何されてんだよ…」
「庵ばっかズリィ」
匠くんが反抗する
「庵の女じゃないだろ!」
「ウゼぇよ、匠」
助けてくれた……
「……庵くん…?」
「何…」
「ありがとう……」
すると一瞬悲しい瞳をして私を抱きしめた庵くん
「い…庵くん??!」
「……」
何にも言わない庵くん
疲れた……
家のベッドに横になる
その後、匠くんが正気に戻ってからはヒナタさんになんか怒られてた
それを笑って見てた庵くん……怖かった……
庵くんもいたって普通になってたし……
「何だったんだろ…」
ベッドに横になていたから眠くなった
…ワンピース……ヒナタさんに返さないと…
そう考えていると私は眠りについていた
「朱里!!おはよぉ!!」
私は朱里に抱き付いた
「菜々!!久しぶり!!」
クラスの人の中には変な目で見てくる人もいた
……しかたないよね………庵くんに関係してるし……
すると、
「菜々先輩♪」
「はひ?」
振り返るとそこには男の子が立っていた
「俺、1年の河貝 竜哉(かがいたつや)って言います!!」
「??」
この学年じゃない子が
私に用事かな??
なんにもしてないよね…
「俺、菜々先輩のこと可愛いな~って思ってって、会いに来ちゃいました☆」