★俺様主人とパシリちゃん☆
可愛い??
「菜々が可愛いなんてイイ好みしてんね」
朱里が言った
「朱里…何言ってんの!」
慌てる私
「竜哉くん?」
「“くん”いらないです、竜哉って呼んで下さい」
ニコと笑って言った
「でも…」
「わざわざ、2年教室まで来たんだからいいじゃん、竜哉で」
朱里が楽しそうに言った
「俺、日直だった!戻んないと…じゃ☆菜々先輩♪」
教室を出ていった竜哉くん
「菜々!どう?」
??
「何が?」
「何がって…竜哉だよ!!」
「竜哉くんが何?」
朱里ははぁとため息をついた
「竜哉はあれ絶対、菜々のこと好きだよ!?菜々はどう思うの??」
…好き?私のことを??
「竜哉くん、かっこよかったね」
「そ~ゆ~ことじゃない!脈アリかナシかってこと!!」
「えーナイけど…」
「もったいないなぁ!!あんなに可愛い子…」
ピピピ
着信:庵
庵くんから電話が来た
ピ
「…もしもし」
「屋上に来い」
ブチ
「朱里…屋上行ってくる」
私のテンションでわかったのか朱里は一言
「頑張って」
と言った
屋上の扉の前には匠くんと取り巻きさん達が…
取り巻きさん達がいて扉が開けないよぉ……
「っち」
匠くんは舌打ちをして私を見た
ビク!
目が怖い……
「何しに来た…」
「…庵くんに呼ばれて…」
「入れば?」
そう言われたからサっと屋上に入った
「おせぇ」
屋上には庵くんとメガネくん(庵くんのパシリ)がいた
「お前、パシリ辞めていい」
庵くんが突然言った
「本当ですか!」
メガネくんは喜びを隠しきれない様子
ぐい
腕を掴また
そして、取り巻きさん達の居る所まで引きずられた