★俺様主人とパシリちゃん☆
「あの…何でバイトしてたんですか??」
恐る恐る聞いてみた
「金がいるから」
お金……?
どんっ!!
「きゃ!」
下を向いてたから、庵くんにぶつかった
「ごめんなさい!!」
「…」
?何にも言わない庵くんを見上げた
「…ナナ……」
庵くんはとっても悲しい瞳をしていた…
次の瞬間
「!!んぅ…」
いきなりのキス
唇が塞がれた
「…んん」
「!!っあ……はぅ」
口の中に冷たいものが入ってきた
くちゅっとたまに音が漏れる
やだ!!
「…やぁ……」
しばらくして唇が離れた
「ナナ…キス下手」
余裕の顔の庵くん
「…さ…最低……」
私は涙ぐみながら言った
「は??」
庵くんは眉間に皺がよっていた
「…お前、俺が気になるから紅茶かけたんじゃねぇの???」
「…ち…違う……」
「なーんだ…」
そう言うと庵くんは1人で街の方に歩いていった
私は気付いたら家の前にいた
「おはよ~♪菜々!」
学校に行くと朱里が声をかけてきた
「おはよう、朱里」
昨日のは忘れよう……
必死に笑顔を作っていた
「ナナ」
後ろからはあの嫌な声がした
振り向くと取り巻き10人は連れている、庵くんがいた
「…い…庵くん…」
「今日昼休みに屋上に来い」
耳元で言われた
「返事は?」
「…は…はい……」
断れるはずがなく…
庵くんの金髪がサラサラ風に揺れていた