★俺様主人とパシリちゃん☆
3:恋するパシリちゃん★
夏が本格的になってきた今日この頃…
パタパタ
「庵くん、手が疲れたよ……」
私は只今、庵くんを下敷きで扇いでいる真っ最中
「パシリだろ……」
庵くんは私が買ってきた飲み物を飲んでいる
「なに、飲みたいの?」庵くんは私に聞いた
「うん」
私がそう言うと庵くんは飲み物を渡した
「♪」
美味しい♪♪
「間接キスだな」
庵くんが耳元で呟いた
「!!」
「ははは」
赤くなる私を見て庵くんは笑った
「お前ら楽しそうだな…」
暑そうな匠くんがきた
「飲み物どうぞ?」
私は匠くんに渡す
「サンキュ♪」
ゴクゴクと飲みだす匠くん
「…ナナ、暑い」
「ごめんなさい…!」
パタパタ、パタパタ
「あっ、そうそうなんか日向が明後日プール行かない?だと」
匠くんが庵くん、私言った
「…私も……?」
プール……ヤダ
「ダルいし…」
庵くんは行きたくないと匠くんに言った
……庵くんも行かないなら断っても大丈夫だよね……
「ナナは?」
「…行きたくないです」
「なんで?」
「…水怖い……」
そう、私は泳げません……
すると庵くんがニヤリと笑った
「俺やっぱり行く」
「そうこなくちゃ!!」
「ナナも来いよ?」
…えぇ……泳げないよぉ…
「命令」
うぅ…
「うん……」
そして、私は魔のプールに行くことになってしまいました………
がちゃ
私は次の日ヒナタさんに用事があったからSAKURAに来た
「ナナちゃ~ん!!久し振り♪」
ニコニコ顔のヒナタさん
「ヒナタさん、ワンピース返すの遅くなってすいません…」
私はヒナタさんから借りていたワンピースを返した
「全然OK☆」
ヒナタさんの部屋に入っていよいよ本題へ……
「あの…水着を着ないでプール内に入れますか??」