★俺様主人とパシリちゃん☆


人から隠れる位置にいた私達



「庵くん…本当にどうしたの??」



「離さなから……裏切らないで………」



泣きそうな子供のような声



ちゅっ

「ん……」


優しい……甘いキス


「…んぅ…」



…私は庵くんパシリだよ……??


甘い言葉なんてかけないで………



庵くんは私をどう思ってるの??



………私は…庵くんのこと…………


「…はぁ……」


「俺帰る…」


キスが終わると庵くんはスタスタと帰ってしまった


わかんないよ……











++庵★さいど++


……やべぇ………


俺…昔のこと思い出して………



だーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!


……どーすんだよ…ナナにあんなこと言って……



……嫌なこと思い出した…………


気分悪っ………




+++++++++++++++++++







「それは好きなんじゃない?」


「え!?」


朱里に今さっきのことを話した


「カッコいいとか思う??」


「うん…カッコいい……」


「菜々顔赤い~」


「ふとした時とか優しいし……」


………好きなのかな……


「菜々さっき好きな人いないとか言ってたのにぃ」



「でも…庵くん私のこと好きじゃないと思う」


「何言ってんの!!」

朱里に怒鳴られた


……だって私はパシリだよ?

……庵くんはパシリなんか対象じゃないよ…



「私、好きなの隠す……」


「は?なんで!?」


「だって…嫌われて一緒にいられなくなるのはヤダ……」


庵くんは女の人嫌いだし………

私みたいなの嫌いって言われてるし…



「いいの、朱里言わないでね?」


「うん…でも……」







……



パシリが好きになっちゃダメだよ…


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