★俺様主人とパシリちゃん☆


次の日の朝……


私はいつも、携帯の目覚ましで起きる

でも、今日は違った



がちゃ!!

「ナナ!!!」


ん…

ぱち………


「きゃぁぁ!!!」



なんと目覚めると、庵くんが私の目の前にいた



「彼氏様に叫び声はねぇだろ!?」


「…だっ…だってぇ」



「つーか、誘ってんの?」



私はワンピースで寝ていたから、太ももまでワンピースが捲り上がっていた


「誘ってない!!」


ドアの隙間からはお母さんが見ていた

…お母さん怖い………



「着替えるから出てって……!!」


「気にしねぇから♪」


なに“♪”って………

「ダメ!!私がダメなの!!!」



無理矢理に部屋から出して素早く制服に着替える


「いってきます!!」


庵くんを連れて家を出た


「……」

庵くんは機嫌が悪い…


…なんで…部屋から追い出したから??



「…庵くん?」


「…なんだよ……」


…怒ってる


「ごめんね?」

一様謝ってみる



「キスしたらいいよ」


妖艶に笑う庵くん


……私、ハメられた??

ちゅ

口にキスをする


「これでいい??」



ニコニコ顔の庵くん

…やっぱりハメられた……





学校に行くと朱里に報告をする為に朱里に抱き付く


「朱里!」


「菜々!どうしたの?」


「庵くんと付き合うことになった♪」


朱里はびっくりした様子……
当たり前か…だって2年生で学校仕切っちゃう人とまさか…付き合うなんて………



「おめでとう♪♪」

朱里は笑って言ってくれた



「ナナ先輩?お久しぶりです♪」


…竜哉くん……


「おはよう…あのね、私彼氏が出来たから……」

ここはきちんと言っとかないと……



「おめでとうございます♪♪俺、ますます頑張ります!!」


……えぇぇぇぇ!!!

困るよ…


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