★俺様主人とパシリちゃん☆
「お前、Mだな…」
ニヤリと笑った庵くん
「俺に使われたいのかよ?」
「そ…そうゆう意味じゃ……」
意味が違うのーー!!
「じゃぁ、これから大変なくらい使ってやるからな♪」
…庵くんらしいけど……
ヤダよ~!
がちゃ
「…お前ら、付き合ってるんじゃねぇの?」
「ナナがパシリだから使ってんの」
パタパタ
庵くんを下敷きで扇ぐ私
匠くんはイチャイチャしてるかと思ったのにとか言って悔しがっていた……
「庵くん、疲れたよ」
「ダメ、俺暑い」
……ヒド…手首疲れたぁ…
「ナナ、飲み物買って来い」
「うん!」
やった!
私は走って自動販売機に急ぐ
ピ
ごと…
ピ
ごと…
私は庵くんの分と匠くんの分を買って屋上に戻った
がちゃ
「買ってきた」
「はやくよこせ」
私は庵くんに水、匠くんに炭酸飲料を渡した
「匠、よくそんな喉渇くもん飲めるな…」
「水なんて不味くて飲めねぇし」
「庵くんと匠くんって仲良しだね」
「「あたりめぇじゃん」」
はもってる…
私は自然に笑顔になった
私が教室に戻るとみんなの視線が集まる
「ちょっと、菜々!!」
朱里?
「学校中に菜々が庵くんと付き合ってるの噂になってる!!!」
「なんで!?」
すると庵くんが私の後ろに現われた
「ナナ?」
「庵くん!どうしよう…」
「俺と付き合ってんのがバレるの、そんなにやなのか??」
「…いろいろ怖くて……」
だって庵くんだよ……
絶対納得してない人とかいるし……
「バーカ、」
バカ?
「俺が守ってやるから、んなこと考えんな」
庵くん………
「でも、なんで広まったんだろう……」