★俺様主人とパシリちゃん☆


私が部屋に行くと庵くんは布団にくるまって寝ていた



「庵くん、薬のも~?」


「…」


庵くんから返事がない



「庵くん??」



「薬いらねぇ」


ボソっと庵くんは言った



「…ダメだよ、薬飲まないと!」


私は庵くんをぐいぐい引っ張った


「ひゃぁ!」

いきなり庵くんが私をベッドに押し倒した



……立場逆転…??


「ナナが薬を飲ませてくれるなら飲む…」



「……」

私は恥ずかしくなりながら薬と水を口に含ませて、庵くんの口に流し入れた


「ん…」

うまく入らなかった水は首筋を伝う


ごく


「飲めた…?」


「ナナ、顔赤い♪」


私の言葉を無視して私にキスを落とす庵くん



「…んぅ……」

庵くんの舌…熱っつい……


「…ぁぅ…ふっ……」



だんだん庵くんのキスは深くなった




「はぁ…」

やっと離れた……



「庵くん?」


庵くんは私を見つめていた


「ナナ、すげぇ大好き…」


「今日は甘えん坊だね…」



すると庵くんはニヤリと笑った


「甘えん坊ねぇ…」


いつもの庵くんになってるぅ……


ばふ!
「な!」


庵くんは私を抱き締めるてベッドに寝た


「庵くん、このベッドに2人は狭いよ…」



「くっつけばいいだろ?」


そう言うと庵くんは更に私に接近した


…近いぃ……


「すーすー…」


しばらくすると庵くんから寝息が聞こえた


私も庵くんの胸に顔を埋めて眠りについた…






++庵★さいど++


ん…



「すーすー」


俺が起きるとナナから規則正しい寝息が聞こえた


……何もしないで女と寝るなんて初めてだな…


「ん…」


ナナが俺にくっついてくる…


「…ちょっとやべぇ……」


俺は必死に我慢した

ナナが大切だから、キス止まり


ナナと無理矢理したいとも思わない


< 54 / 125 >

この作品をシェア

pagetop