★俺様主人とパシリちゃん☆
ナナと居られればいい…
……でもこの状況はヤバい…
俺が考えてるとナナが起きた
「…ぃおりくん…?」
寝ぼけた声で俺を呼ぶ
「…起きた?」
「庵くん、調子どう?」
「ん~、ナナがいたからよくなった」
ナナは顔を赤くした
「庵くん、離して…?」
恥ずかしさからかナナは逃げようとする
「ダメ、ナナ?こっち向いて??」
「…庵くん」
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もう、夕方だよ……
「庵くん、帰んないと…」
「ナナ?」
「?」
私は庵くんに呼ばれて上を向いた
ちゅっ
口に優しくキスをした
「~♪んじゃ、俺帰るな」
「え?…バイバイ」
いきなり帰るんだ…
次の日…
庵くんは朝迎えに来なかった
…どうかしたのかな……
心配をしているうちに高校につく
キョロキョロと周りを見渡す
「菜々先輩♪今日は庵さんと一緒じゃないんですね☆」
…う~、笑顔で言わないでよ
「菜々☆おはよぉ♪♪」
朱里も近付いてきた
「朱里ぃ、」
「電話しなよ♪」
「え?」
私何も言ってない……
「菜々の考えることは、お見通しだから☆」
…さすが、朱里だよ
ピ、ピ、ピ
私は庵くんに電話した
トゥルル…
『あ?』
「ナナだよ?」
『わかってるし』
「まだ熱あるの??」
『「ねぇから」』
電話の音と庵くんの声が重なった
私は振り向いた
「庵くん…」
そこには案の定庵くんの姿があった
ブチ
庵くんは携帯を切った
「朝、迎え行かなくてごめんな?」
私の頭を優しく撫でた