★俺様主人とパシリちゃん☆
「うん…」
でも、庵くんって…一般の考えあるのかな……
ちょっと心配…
ピピピ
ピ
『俺』
「庵くん?」
『明日、デート行こうーぜ?』
「え?明日、平日だよ??」
『うっせぇ、明日お前の家行くから』
ブチ
「いきなり…」
でも、嬉い……
私はバタバタと明日の準備を始めた
……にしても、何処に行くんだろう……
次の日、
外で庵くんを待っていた
「ナナ!!!」
いきなり背後で呼ばれた私
「庵くん、おはよう」
「ナナ、すげぇ可愛い♪」
ぎゅう~と私に抱き付く庵くん
「お…大袈裟だよ……」
「ワンピース寒くねぇの?」
私の今日の格好はワンピースにカーディガン…
「平気だよ、今日はどこ行くの?」
「いろいろ」
そう言うと、庵くんは私の手を握って歩いていく
電車に乗ったり、バスに乗ったりして最初についた場所は…
「…庵くん…ここって?」
匠くんの家より怪しい店
「楽しいとこ」
カラン、カラン
お店の中はダーツがあったり、ルーレット……があった
「…庵、久し振り」
「その女は?」
私は怖くて庵くんの後ろに隠れた
「彼女」
「やるね~、純情ちゃんみたい…名前は?」
私をみて言ってくる男の人
「……な…菜々です」
きゅと庵くんの服の裾を掴んだ
「可愛いなぁ、怖がってるよ、庵?」
「お前がワリィんだ」
……こんなのデートじゃないよぉ…
「ナナ、なんか飲む?」
「え…と、」
渡されたメニューにはお酒がメインで普通のジュースは少ししかなかった
「…リンゴジュース……」
「わかった、ここで待ってろ?」
そう言うと庵くんはどこかへ行ってしまった
「…庵くんって、私とはすごく違うなぁ……」
「ちょっと!」
いきなり女の人が話しかけてきた