★俺様主人とパシリちゃん☆
7:過去



がちゃ

「…匠くん…」



「ナナ?どうしたんだよ」



私は、アイさんのことが知りたくてヒナタさんに電話をした



『匠が詳しく知ってるから、SAKURAにおいで?』


って言われたからSAKURAに来ていた



「アイさんって誰?」



「なんで知ってんだよ」



「今日、会った」



「なんで」



「偶然…」




+++匠♪さいど+++



愛依…



庵の元カノ



俺は必死に、過去の記憶を探る








-----------------



「あたし、河西 愛依(かわにし あい)ってんの、ヨロシク」



俺と庵が中2の時、友達から紹介された



綺麗に調った顔にバランスのイイ身体、そしてミルクキャラメル色の髪



「…」



庵…何にも思わねぇのか?



こんだけ、完璧な女いねぇだろ!



「俺が匠、こっちが庵」



「中2のくせに、身長たけぇよ!!」





男子じゃ普通くらいじゃね??



愛依の身長は越してるけど♪



「あたし何歳に見える?」



何歳に見えるって……


制服、高校じゃん



「知らねぇよ…んなこと」



…庵、イラついてる



「あたし、18!!」



4つ上か、



「ねぇ、庵?」



愛依は庵に抱き付く



「…」



おいおい、そんなに胸くっいてるのに無言かよ!!



「…ヤりてぇの?」



うぉぉい!!


何言ってんだよ!!



「…庵ならイイよ♪」



すると、庵は何食わぬ顔で胸をもみ出す



「っ…あっ…」



こんなとこで、すんじゃねぇよ!!!



「……バカじゃねぇ?」


「…な…なにがぁ…ぁん!」



「俺、欲求不満じゃねぇから」


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