★俺様主人とパシリちゃん☆
愛依を突き放すとどっかに行ってしまった
「…あたしを見てヤりたくならない?」
涙目で俺に聞く愛依
「…庵は女嫌いだから」
「……あたしでも、落ちない男がいるなんて……」
うわ!!
性格ワル!!
それから、毎日のように庵に会いに来ている愛依
庵も最初はウザがっていた
今は……
「庵~遊ぼ??」
「面倒い」
少し心を開いたっぽい
女嫌いの庵は彼女がいなかった
周りには女がいたけど
庵の女嫌いが少しでも、治ってるんならいいか
「あたし、庵が好き」
ある日、愛依が庵に告った
庵も好きだったんだと、思う
2人は付き合いだした
でも、愛依と付き合ってから、庵は髪を染めたり、ピアスを開けたりした
「愛依がしたほうがカッコいいって言って」
まるで、庵は人形のように愛依に従っていた
愛依と一緒にクスリも始めたり
庵が庵じゃなくなって来ていた
「庵、狂ってるんじゃねぇ?」
一度庵に言った
「俺が??笑わせる……愛依が好きだからやってんだぜ??狂ってなんかねぇ…」
庵は愛依が本当に好きだった
愛依は庵に近付く女をシメタ
庵に近付けないように
独り占めするために
ある日の夜
街で遊んで帰る途中だった俺と庵
あるラブホから出てきた女
「愛依…??」
愛依が違う男と一緒に出てきた
「……あ~ぁ…」
こっちに向ってくる愛依
「見つかっちゃった~」
怪しい笑みの愛依
「庵を試してたの、あたしは…」
「裏切った?」
庵は鋭い目付きで愛依を見る
愛依は動じない