★俺様主人とパシリちゃん☆


「きゃぁ!!!」



腕を庵くんに掴まれた



「庵さん!!今、授業中ですよ!!」


知らん顔の庵くん…



引きずられる私は廊下の曲がり角に連れていかれた



庵くんは私を逃げられなくするよな体制で私を見た



「…無断で帰った?」



怖くてコクンと首を縦にふる



「……お前、俺のこと馬鹿にしてる?」



首を横にふる

すると庵くんはクスっと笑う



「俺の嫌いなタイプ教えてやるよ」


顔を近付けて言った



「お前みたいな、面白くない女…すげぇ嫌い」


妖艶に見下すように笑った庵くん



「面白くないお前に罰やるよ」



逃げ出したいくらい怖い…


「…ごめんなさい……」



「…謝って、済そうってか?」



「…ちが…」


怖い…



「泣のか?…女は泣けば済されると思ってんの?」



涙ぐんで視界がぼやける

「……ごめんな…さい」


謝ることしか口からでてこない






「じゃぁ、俺にキスしたらチャラにしてやるよ」



え…??私嫌いなんじゃないの??

嫌いな人からキスなんて嫌じゃないの?



「しねぇの?」



「…嫌いな人…からキスなんて…嫌じゃない…の?」


震えた声で聞いた



「誰に口聞いてんの?あ?」



体まで震えてきた

「しねぇなら、学校来れなくしてやるよ」



「…やだ…」



「じゃぁ、しろよ」



ちゅっ…



頬に一瞬だけ唇をあてた



「…お前、幼稚園児?」



ガシッと私を掴んだ庵くんは体を曲げた



「キスは、口にすんだよ」



ちゅ



庵くんのキスは噛み付くような荒々しいキス…



「…あぅ……ん…」



舌が入ってくると息ができない



くちゅっと音がなる



「んん…はぅ……」



きーんこーん



授業が終わった…

すると、唇が離れた


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