★俺様主人とパシリちゃん☆



「…ナナ、帰んな」



私は庵くんの腕に捕まっていた



「…ふらついてんじゃん……」



私を抱き抱えるように、持ち上げた庵くん



「お、降ろして…」



「…ごめんな、俺間違ってた」



なんで、謝るの??



何が間違ってたの??



「…そのアザ…愛依だろ??」



…………



「俺、お前を突き放せば愛依は何にもしねぇって、思ってた………」



私を部屋まで運ぶと優しく座らせる



「…でも、俺はナナをこんなに追い詰めた……」



??


言ってること、よくわからない………



「…ごめんな」


そっと私に触れた庵くんの手……



ちゅっ


「…………」



ゆっくり、甘い深いキス



私は庵くんの服を掴んで、キスをうけた



「………」



どうゆうこと?


庵くん……



庵くんが口を開く



「……ナナが好きだ」



…………


「…遊び?」



「ちげーよ…ナナのこと、最初から本気だっーの!」



「本当に?…ぎゅってしてもいい??」



すると庵くんは優しく笑った



「来いよ…」



ぎゅっ



「ふぇぇ……」



「…ナナ、ナナ……」



庵くんは私を確かめるように、名前を呼ぶ



「…寂しかった……苦しかった……」



私は庵くんをキツく抱き締める



「体、大丈夫か??」



「うん…」



「髪も伸ばせよ??」



優しく笑う庵くん


………あぁ、これが見たかった…………



ちゅ…



私は、庵くんの口にキスをした



「…ナナ…」



私はその後にシャワーを浴びて、スエットを借りて帰った


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