★俺様主人とパシリちゃん☆


「次はねぇから」



そう言うと私を押して突き放す


「!!」



「隣りにいんな、目障り」



そう言うと教室に戻っていった



私も教室に戻った
すると朱里が心配してきた


「菜々、大丈夫??なんかされた??」



何にも言えないよ…
何にも言わない私


「言いたくないならイイよ?菜々が無事でよかった」


笑顔で言ってくれた



ブーブー

着信:庵





「はい…」



「帰るぞ」



?…私も???



「…3分以内に玄関に来い」

ブチ



「……」



「菜々?どうかした?」



「ごめん…帰らなきゃ……」



カバンを持って玄関まで走った



「…はぁ…」


走って来たから息が乱れていた



ぼす…


「カバン持って」



庵くんはカバンを投げた


「…はい」



「俺のも!」


すると後ろから匠くんのカバンも渡された



「庵~、庵ん家行っていい??」


匠くんが歩きながら言った



「暇だし、いいけど」



「よしゃ!」



匠くんの無邪気な顔初めて見た…

茶髪が風になびいている



「……」


私は庵くん達の1、2m後を歩く



商店街に出た

昼間から制服を来て歩いている私達に視線が集まる


見失ったら迷う…

そう思って庵くん達を追って行く



どん!


庵くんがガラの悪い人にぶつかった



「いってぇんだけど」


男の人が言ってきた



「は?」



「お前ら、学生がこんなとこいてイイのかよ??」


ガラの悪い人は3人で、庵くんに突っ掛かってきた



「どうでもいいだろ?」



匠くんも加わって、今にもケンカが始まりそうな感じ……



「なめてんのか!!」


ぼこ!



1人の男の人が庵くんに殴り掛かってきた



それとともにケンカ開始……


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