★俺様主人とパシリちゃん☆
2対3なんて卑怯だよ…
庵くんも匠くんも傷だらけ……
「そこ!!!止めなさい!!」
警察官さん!!
「っち!!匠、行くぞ」
庵くんが走り出した
匠くんも続く
私も庵くんを追う
なんか、私まで悪いことしたみたい……
狭い路上に入った
2人とも傷が…
私は庵くんに近付いた
「……ケガ……」
「…触んな!」
「手当てする…」
私はカバンから水を取出した
手は赤く、血が出ていた
水をかけてゴミを落とす
「っ……」
そこにガーゼを貼って…
「できた…匠くんも…」
匠くんの手も庵くん同様に手当てした
「…行くぞ……」
また庵くんの家に向って歩き出した
「庵、親とはどうなんだよ」
「知らねぇよ…あんな奴らなんて」
親と仲悪いのかな…?庵くん…
一軒の家の前で足を止めた庵くん達
ここが、庵くんの家?
「…あのカバン……」
庵くん達に渡した
「お前、帰っていい」
やったぁ♪
やっと帰れる…
でも、今から学校は………
止めとこ……
そのまま家路についた
「ただいま」
?…誰もいない?
そっか、時間が早いから…
自分の部屋に行ってベッドに横になるといつの間にか寝ていた
ピピピ
「ん…」
誰?
着信:庵
……
ピ
「はい」
『本当に出たぁ!!』
電話越しからは、女の人の声
「?」
ブチ
そのまま切れた電話
誰なんだろ……、
考えているうちにまた眠りについてしまった